昨年に引き続きSIGLO様がご協力いただき、全国で各地で開催された採火セレモニーで原爆について学ぶ教材として映画「マッシュルームクラブ」を上映させていただきました。
マッシュルームクラブは日系アメリカ人のスティーブン・オカザキ監督の作品である10人の被爆された方々の人生を紹介した短編ドキュメンタリームービーです。
静かな語り口で、淡々と様々な被爆体験を紹介されており、短い時間の中で非常い多くの事を学ぶ事ができる映像です。
【マッシュルームクラブ】
http://cine.co.jp/mushroom/index.html
※予告編が観れます。
原題:The Mushroom Club
製作・脚本・監督・撮影・編集:スティーヴン・オカザキ
2005
35分
アメリカ
短編ドキュメンタリー
カラー
***以下参加者の感想の一部を紹介します***
「被爆者がいなくなった後、誰が警笛を鳴らすのか」という言葉が心に刺さりました。
(30歳代 男性)
「この出来事を次世代に紹介する事で平和の本当の意味を語り継ぎたいと思う」(50代 男性)
「被爆者の方々が悲しみや後悔など、様々な想いを抱えたまま生きていて、今もなお戦い続けているという印象を受けました」(20代 女性)
「原爆が投下された瞬間の苦悩だけでなくその後長期に及び後悔、不安、体内被爆による影響などで苦しんでいる現実に驚き悲しみを感じました。この悲しみから目を背けず、しっかり向き合う事が特に今の日本には必要であると思えました。(40代 女性)
「原爆が落ちた直後の様子が伝わってきて、ゾッとした。本当にこんなことがあったのか・・・。信じられないというか、信じたくない出来事だ。私と年の変わらない子達がどんな気持ちでいたのだろう。「とにかく親に会いたい」と思うのが普通だ。自分のことだけで精一杯で助ける事なんてできないと思う。若い人達に関心が無いのは悲しい事だ。私自身、原爆の話を聞いた事があっても、どう行動したらいいのかわからない。でも、やっぱりまずは知ることが大切だと思う。被爆者の方から直接聞けるのは後もう少しの間。みんなの意識が変わることを願う。(10代 女性)