ちょうど1週間前の12月20日、深尾はるかちゃんが、メーリングリストで
「ハルカです!12月5日にハプチョンから日本に帰ってきてから、そのまま広島へ行って採火セレモニーをしませんか?」
の一言で始まりました。
ハルカちゃんは、新潟と北海道を担当し、また今週1週間は沖縄に修学旅行に行くということもあるという状況で、ともちゃんが「私がやります!」と名乗りを上げてくれて、広島での採火セレモニーを一手に引き受けてくれることになりました。
日本原水爆被害者団体協議会代表委員の坪井さんにご連絡し
「当日ご出席いただき、一言コメントをいただきたいのですが・・・」
と言うと
「一言では足りません」
と笑いながらおっしゃってください、当日お越しいただき、お話いただけることになりました。
余談ですが、先月、ハプチョンに行く前、坪井さんに
「韓国の被爆者の方々のために、私と一緒にハプチョンに行ってください!」
と失礼で無理とは承知の上で思い切って話をさせていただきました。
その時、「よし、わしが一肌ぬいでやろう!」となんと身を乗り出して言ってくれたのです。
それから具体的な日程やスケジュールを調整していくと、どうしても予定が合わず、今回ご参加いただく事は実現しませんでした。
そんな中、
「星野村に火を取りに行くところまでなら、なんとか行けるぞ!」
とおっしゃっていただき、できる限りの事をやってくれようとする坪井さんの気持ちに感動してしまいました。
ともちゃんを中心に広島でのセレモニーの参加者の呼びかけを行ったところ、一人の方が関心を持ってくださいました。
twitterからたまたま今回のプロジェクトを知ってくださった彼は私達の趣旨に賛同いただき、参加できるための努力をいろいろ調整くださいました。
しかし、今日、どうしても参加できない旨の連絡がありました。
真剣に考え抜いた彼にもぜひ次回一緒にできればと思います。
坪井さんまで来ていただくことになったけど、火を受け取ってくださる方がいないとは、寂しいなぁと思いながら事務所に行くと1枚のFAXが届いていました。
「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の広島支部長の豊永恵三郎さんからでした。
ハプチョンに行く前、坪井さんにご紹介いただき、お会いさせていただき、今回の企画について
アドバイスをいただき、また色々ご紹介などいただいていて、今回の広島での採火セレモニー
のご案内もお送りさせていただいていたのです。
FAXには
「5日(日)私もできるだけ参加したいと思っています」
と書かれてました。
私は嬉しくなり、早速連絡すると、ご参加いただけるだけでなく、私がお送りしていた案内をコピーして記者クラブで配っていただいたり、知り合いの方などにご案内等してくださっているとの事でした。
見えない所で応援していただき本当に頭の下がる思いでした。
そして、現状火を受け取ってくださる方が一人もいないという事を正直にお伝えしました。
すると、なんと
「私でよかったら火を持ち帰って、会合で紹介しますよ」
と言ってくださったのです。
12月18日に「被爆者相談員の会」という会合で火を灯していただけるというのです。
ほんとに嬉しかったです。
広島の採火セレモニーは小さな規模の会になるかもしれませんが、ハプチョンから戻ったばかりの5人が
被爆者として最前線で動いていらっしゃるお二人に私達の学んだ事、感じた事など心を込めてお話させていただきたいと思います。
【豊永さんの活動を紹介した記事】
http://124.83.167.171/kansai/reportage2010/news/20100723ddn012040015000c.html
【韓国の原爆被害者を救援する市民の会】
http://www.no-more-hiroshima.com/zaigai/zaikan.htm
【広島採火セレモニー概要】
今年の冬、韓国の広島「陜川(ハプチョン)」に原爆の火が灯されました。
その場に参加しその火を受け取った有志達がその足で広島に向かい、
その火をお渡しする「採火セレモニー」を広島で最初に行います。
彼らから火を受け取り、キャンドルナイトを開催していただける方を
募集しています。
日時:12月5日(日)17:00〜20:30
場所:広島平和記念資料館 会議室
(採火式は 韓国人原爆犠牲者慰霊碑 前)
広島市中区中島町1-2 TEL:082-241-4004
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
参加費:2000円
申込み締切:11月28日
「平和の火」のこと、「在韓被爆」のことなど、ハプチョンでの
体験など、お伝えして採火を行います。
担当:河原知子
連絡先:neptanta8_3@r.vodafone.ne.jp 09013102205